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認知症 Vol.01 もの忘れと認知症

現在は身近な問題になってきている認知症。
このコラムでは認知症予防と早期発見のワンポイントアドバイスをお届けします。

認知症の基礎知識

認知症とはどんな病気?

いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなった為に様々な障害が起こり、生活する上で支障が出てしまう病気です。
具体的には、「物忘れ」や「判断力の低下」などが起こります。

認知症の症状は?

認知症の症状は、本人はもちろん周囲の人たちの気付かないところで徐々に進行しながら現れてきます。症状の出方は、生活環境、過去の生活歴、性格等によって一人一人個人差があります。

・同じ事を何度も言ったり聞いたりするようになった
・置忘れやしまい忘れが目立つようになった
・蛇口の閉め忘れやガスの消し忘れが目立つようになった
・これまでの日課をしなくなった
・以前はあった興味や関心がなくなった
・時間や場所の感覚が不確かになった
・物の名前が出てこなくなった
・だらしなくなった
・ささいな事で怒りっぽくなった

もの忘れと認知症の違い

間違えられやすい「老化によるもの忘れ」と「認知症」。
この2つの違いを見てみましょう。

老化によるもの忘れ 認知症の症状
体験の一部を忘れても全体は忘れない。 体験の全体を忘れる。
物の名前を忘れることが多いが、ものごと自体は忘れない。
例)食べた献立は忘れるが、食べた事実は忘れない。
物の名前だけでなく、ものごと自体も忘れる。
例)食べた献立だけでなく、食べた事実まで忘れる。
もの忘れを自覚している。 もの忘れの自覚に乏しい。
人、場所、時間に関しては、ほぼ正しく認識できる。 人、場所、時間を正しく認識できにくくなる。
日常の社会生活に支障はない。 日常生活に支障をきたすことがある。

認知症の原因

主な原因として、アルツハイマー病、脳血管障害による認知症、その他の認知症が考えられます。
右のグラフは65歳以上の認知症の原因をまとめたものです。

最近は、アルツハイマー病が増えてきました。
これには、検査・診断の精度が上がったことや、人口の高齢化、脳血管障害の予防・治療法の進歩など、さまざまな要因が考えられます。

治る認知症、治らない認知症

治る認知症 (現段階では)治らない認知症
・ホルモン異常
・肝臓病・腎臓病
・ビタミン欠乏症
・硬膜下血腫
・水頭症
等によるもの
・脳卒中によるもの
・神経細胞の減少などによるもの

あなたの家族は大丈夫?認知症チェックリスト

家族から見て「もしや認知症では?」と心配になったとき、どの程度の疑いがあるか、目安をつけるためのチェックリストです。
なお、この結果だけで診断は出来ませんので、疑わしいときはかかりつけ医などに相談しましょう。
●本人の現在の日常生活と1年前の状態を比べ、変化に応じて点数をつけてください。総合得点が24点以下の場合、認知症の疑いがあります。

変わらない・・・2点
多少悪くなった・・・1点
とても悪くなった・・・0点

  • check01 曜日や月がわかりますか
  • check02 前と同じように道がわかりますか
  • check03 住所・電話番号を覚えていますか
  • check04 物がしまわれている場所を覚えていますか
  • check05 物がいつもの場所にないとき、見つけることができますか
  • check06 洗濯機やテレビのリモコンなどの電気製品を使いこなせますか
  • check07 自分で状況に合った着衣や着替えができますか
  • check08 買い物でお金を払えますか
  • check09 身体の具合が悪くなったわけではないのに、行動が不活発になっていませんか
  • check10 本の内容やテレビの筋がわかりますか
  • check11 手紙を書いていますか
  • check12 数日前の会話を自分から思い出すことができますか
  • check13 数日前の会話の内容を思い出させようとしても難しいですか
  • check14 会話の途中で言いたいことを忘れることがありますか
  • check15 会話の途中で適切な単語が出てこないことがありますか
  • check16 よく知っている人の顔がわかりますか
  • check17 よく知っている人の名前を覚えていますか
  • check18 その人たちがどこに住んでいるか、仕事などがわかりますか
  • check19 最近のことを忘れっぽくなりましたか

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