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ホルモンで食欲をコントロールしてメタボを防ぐ

実りの秋、食欲の秋本番!食べ物が美味しいのでたくさん食べてしまいますよね。
食欲の秋に体脂肪を溜めすぎると糖尿病や高脂血症のリスクが高まります。
この回は”食に関するホルモン”とメタボリックシンドロームの関係について話をしていきます。
食欲をコントロールしてメタボリックシンドロームを防ぎましょう!

“満腹”サインをだして食欲をコントロールする「レプチン」

あなたの身体に蓄積している体脂肪、その脂肪細胞から食欲を調整するホルモンが出ていることを知っていますか?
そのホルモンは「レプチン」と名付けられていて満腹サインを送って、食べ過ぎを防いでいます。交感神経にも働きかけ、脂肪の蓄積を抑制してエネルギー消費を亢進する作用もあるそうです。

肥満の人はレプチンを受け取る「受容体」が反応しにくくなってしまう事がわかっています。
レプチンから「満腹」サインがたくさん出ているにもかかわらず受け取ることができないため、食べ続けてしまう→更に太る→更にレプチン受容体の感受性が鈍くなる→更に食欲抑えられず太る・・・という悪循環に陥りやすいのです。

食べたい!欲求を抑制する「セロトニン」

セロトニンは、脳内の様々な神経伝達物質に作用して「精神を安定させる」役割を持っていて、鬱病や神経症などの治療に使われることで知られていますが、実は「満腹感」を感じさせ、食欲を抑制する作用も持っているのです。

不足すると「精神的不安定」と「食べたい!」という欲求がよく連動して現れます。女性は男性に比べて元々セロトニンの脳内合成が少ないので、ストレスを感じるような状況におかれると、セロトニンが枯渇状態になって、情緒不安定になったり甘いものを中心とした過食へと走る行動が男性よりも強く出る傾向があるそうです。

食べることで気を紛らわせるのではなく、十分に休息し、ストレス解消&気分転換を上手に行って気持ちを安定・リラックスさせることがセロトニン分泌増加につながり、過食を防ぐことになるのです。

“もっと食べたい!”食欲亢進ホルモン「グレリン」

「食欲を抑える」作用のホルモンについて紹介してきましたが、
今度は反対に食欲を増進させる方へ働く「グレリン」という物質の話です。

お腹がいっぱいでもう満足しているのに、デザートメニューが
差し出されると「別腹」で、ついデザートも食べたくなって
しまうことってありませんか?
グレリンの作用により「美味しいものを摂ることで得られる快楽」を
欲求してしまうからではないかと言われています。

このグレリンは睡眠不足によって増加します。
睡眠不足や生活の乱れは、前述のセロトニンの減少に相まって
より悪循環を生み出してしまうのです。

ホルモンのコントロールで”太らない生活”

健康的な暮らしにおいて、過剰な体脂肪の蓄積を減らすことも
もちろん重要ですが、きちんと睡眠をとり規則正しい生活のリズムを
持つことが、ホルモンの助けを引き出して食欲コントロールを
上手に行うことが、太らない生活づくりの大きなカギとなるのです。

内臓脂肪があぶない!
病気予備軍の”メタボリックシンドローム”を防ぐ

更年期以降の女性や男性に多い内臓脂肪は、余分なエネルギーの貯蔵庫です。
心臓病、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、胆石などこれらの生活習慣病は、
それぞれが独立した別の病気ではなく、内臓脂肪の蓄積が原因であることがわかってきました。

”メタボリックシンドローム”とは内臓脂肪型肥満によって、
さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態をいいます。
動脈硬化とそれに 起因する病気にならないためにも、内臓脂肪を減らしましょう。

下記リンクで肥満を防ぐ食生活や運動について詳しく説明しています。
また当院では気軽に受診できる生活習慣病の検査も行なっておりますのでぜひチェックしてみて下さい。

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