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食物アレルギーと上手につきあうコツ

食物アレルギーの基本「アレルゲンを特定する」
~むやみな食品の制限は控えて~

食物アレルギーは、消化吸収が未熟な乳幼児に多く見られ、お母さんたちを悩ませます。乳幼児でなくとも、食物アレルギーに悩まされている成人の方も多くいらっしゃいます。
双方ともに共通して重要なのは、アレルギーの原因となる食品(アレルゲン)の特定。
湿疹といったアレルギーの症状が見られたとき、まずはアレルゲンを特定し、その上でその食品やそれを含む加工食品を食べないようにすることが重要です。
「アレルゲンとして疑わしいから」といって気になる食品を避けていると、必要な栄養素が不足してしまう恐れがありますので注意しましょう。

アレルゲンとなる食品は、牛乳、卵、大豆などが代表的で、そのほか米やそばなど、さまざまな物が考えられます。
しかしアレルギーを持つ乳幼児の場合は、成長するにつれ消化機能が発達し、たんぱく質を細かい分子に分解できるようになるため、症状もでなくなります。
それまでの間、食事療法で上手にアレルギーと付き合っていきましょう。

これだけはおさえよう!食事療法のコツ

アレルゲンが分かれば、食事療法はグっとやりやすく
なります。以下の4つのコツを抑えておきましょう。

  • 1.アレルゲン食品を避ける
  • 2.代替食品で栄養不足をカバー
  • 3.加工食品や調理済み食品の見えない原料に注意
  • 4.新鮮な旬の食品を使う

見落としがちなアレルゲン

アレルゲンを除去した食事をとる場合、アレルゲンに関連した食品に対しても注意が必要です。例えば、卵が原因なら鶏肉、牛乳が原因なら牛肉というように。
マヨネーズやアイスクリームなど、原因となる材料が含まれていそうな加工食品にも注意し、材料が不明瞭な食品は避けたほうがよいでしょう。

栄養障害に注意!新鮮・豊富な食材で

食べられない食材があるとなると、その食品の栄養素が不足しがち。
卵が原因アレルゲンならば、同じ食品群から、豚肉や牛肉を代替品として選ぶなどたんぱく質の必要な栄養素をとることも大切です。
栄養不足に注意して、多種類の食品をとりましょう。
また、食品は鮮度が落ちるとアレルゲンが増大します。新鮮で良質なものを選びましょう。

食材の選び方、献立内容のポイント

アレルゲンが分かれば、それを考慮した献立を考えることもできます。
その際におすすめしたい食品と控えるべき食品を以下にまとめました。
どのようなアレルギーにも共通する注意点は、生の食品はアレルギー反応が起こりやすいので、しっかりと火を通すこと。
発作時は、消化のよい調理法を心がけ、生鮮食品よりは発酵食品、長時間調理したものをとりましょう。

主食 – 毎日とるものだから、慎重に

毎日とる主食はアレルゲンの除去に配慮して慎重に選ぶ。小麦アレルギーにはごはんを。


アレルゲンが米、麦、そばなどの人は徹底して避ける。加工食品にも注意。卵や牛乳が原因の場合は、パンは避ける。
発作時など症状が著しい場合、胃腸に負担の少ないおかゆなどにして、水分を十分補給し、何回かに分けて食べて。

主菜 – 代替食品を利用しよう

アレルゲンとなりやすい卵は生後8ヶ月から、青背魚、肉類は10ヶ月から摂取を開始する。


卵・牛乳がアレルゲンの場合、揚げ物のつなぎにも卵を使わない。卵アレルギーなら鶏肉、牛肉アレルギーなら牛肉も避ける。刺身、生肉料理など。同じ食品群から代替食品を利用。

副菜 – 野菜や海草を中心に

かぼちゃなどの緑黄色野菜や、いも類、海藻類をたっぷりとって、ビタミン・ミネラルを補給。野菜は、生食よりも煮物がおすすめ。


生野菜や酢の物など生食を避ける。大豆アレルギーでは小豆、落花生、インゲン豆なども。

その他~調味料にも注意を

母乳にアレルゲンがある乳児の場合は、粉ミルク、牛乳、大豆アレルギー用調整乳などを。調理には調合油は避け、単一原料のしそ油や綿実油などを。みそやしょうゆなどにも注意。


卵や牛乳のアレルギーの場合は、ケーキ、プリン、アイスクリームなどにも注意。

アレルギーを抑えるおすすめメニュー
「りんご酢ソーダ」

りんご酢ソーダは、ジュース感覚で子どもも飲めるので、
アレルギーの症状に悩んでいる方にはおすすめの
メニューです。リンゴ酢に含まれるクエン酸やポリフェ
ノールの抗酸化成分が、活性酸素を除去してアレルギー
を抑えます。

リンゴ酢ってどんなもの?

昔から「1日1個のりんごで医者いらず」と言われるように、りんごは体によい果物として知られています。そんなりんごの果汁に酵素を加えて発酵させ、さらに乳酸菌を加えて発酵・熟成させたものが、りんご酢です。

りんご酢には、りんごの栄養成分をはじめ、発酵・熟成段階で新たに生まれた有効成分が含まれています。
抗アレルギー成分としては、りんご酢のクエン酸による抗酸化作用が有効です。
炭酸水には、胃腸の働きを整え、貧血や便秘を予防し、疲労を回復させて心身のストレスを取り除くなど、様々な効果があります。
りんご酢と一緒にとれば、相乗効果が期待できるでしょう。

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