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お酒と上手に付き合うには

「酒は百薬の長」という言葉があるようにお酒は人生に大きな喜びを与えてくれます。
しかしこの言葉には続きがあるのをご存知でしょうか?
「酒は百薬の長、されど万病の元」
適正な飲酒量とは?危険な飲酒量とは?お酒が身体に及ぼす影響とは?
今回は意外と知らないお酒との上手な付き合い方をご紹介していきます。

そもそも適切な飲酒をしないとどうなるの?

飲酒による身体への影響は、飲酒した直後に発症するものと、
習慣的に飲酒することで発症する長期的なものがあります。

  • 飲むと胃や腸からすぐに吸収されて血液によって全身に行き渡ります
    (但し、分解能力は1人1人違います。)
  • ほぼ全ての消化管に影響し、適切な摂取がおこなわれないと、
    胃食道逆流症、マロリーワイス症候群、急性胃粘膜病変(AGML)、
    門脈圧亢進性胃炎、下痢、痔核まで様々な疾患や症状の原因となり、
    さらには癌の発症率が上がます。
  • アルコールの急性効果としては、
    頻脈性不整脈を呈することが多くなります。
  • 高血圧の有病率や発症率を上昇させます。
  • 特に中枢神経に作用して脳を麻痺させます。
  • 脂肪肝や肝硬変を引き起こします。
  • 膵炎や糖尿病などの「膵臓障害」をひきおこします。

飲酒してどれくらいたつとお酒が抜ける?

飲酒習慣や体質、体格によって多少違いがありますが、
たとえば焼酎2合は、体から排泄されるには、約11時間を要します。
つまり焼酎2合を飲んだ後運転する場合は、感覚的にお酒が抜けたと思っていても、
半日ほど時間をおかないと、飲酒運転をしてしまうことになるのです。
クルマに乗る方は知らずに飲酒運転してしまわぬよう十分注意しましょう。

※通常2ドリンクのアルコール飲料が体から消失するのにかかる時間は
約3時間とされています。

飲酒運転の法改正

平成24年9月21日、福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例が施行されました。
これにより飲酒運転で検挙された場合、違反が初回のときは、
アルコール依存症検査を受けるよう努めなければなりません。
そして5年以内に再度違反すると、指定病院での受診義務が課せられ、
受診しない場合、5万円以下の過料が科せられます。

アルコール依存の精神面における影響

  • 集中力が続かず、学習する意欲が低下してしまう。
  • 未来思考・未来展望を喪失し、将来についてどうでもよくなってしまう。
  • 精神的成長や心理的発達が停止し、人生の幅を狭めていってしまう。
  • 怒りっぽくなる、自己中心的になるなど、
    性格がかわってしまうなどの影響があります。

とっても恐い、若者の「アルコール依存症」

最終的に死の危険もある「アルコール依存症」は、
飲酒開始年齢が若いほど発症するケースが多いとされています。
特に未成年期は、飲酒に対する自己規制がきかなくなりやすいため、
その危険性が高まります。

習慣的な飲酒を始めてから発症するまでの期間
●中年男性・・・15~20年
●中年女性・・・5~10年
●未成年者・・・数ヶ月~2年!

限度を見誤ると…!急性アルコール中毒とは?

急性アルコール中毒とは、アルコールによる急性の影響で、
命の危険を伴うまでに至った状態です。
飲酒量血中濃度で0.15%以上が中毒域。
0.4%以上では死に至る危険性が高くなります。

急性アルコール中毒になりやすい人

・アルコールの分解の遅い人
(未成年者、女性、高齢者、体が小さい人、飲酒後顔が赤くなる人)
・アルコールに慣れていない人
・アルコールの飲み方・酔い方が分かっていない人

急性アルコール中毒の症状

意識が薄れてくるとともに、激しい吐き気、体温低下、血圧低下、頻脈、呼吸数減少、
尿・失禁などの症状が出てきます。
さらに血中濃度が上がると、意識がなくなって倒れ、死に至る危険性が高くなります。

何事もほどほどが一番です!
アルコールの身体への影響や負担を知って、お酒を楽しんでいただければと思います。

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